人助けをしたい人は、黙って話を聞こうーーTED要約
☆☆TEDの要約です☆☆
「人助けをしたいなら、黙って話を聞こう!」
(Want to help someone?
Shut up and listen!)
<レビュー>
地域経済コンサルタントのシロッリ氏。
豊かな経験を通して、起業家をどう育てるかを
ユーモラスかつ情熱的に解くスピーチ。
イタリアNGOで技術支援に
赴いたアフリカで失敗した冒頭の話。
農業に無関心なザンビア人に
必死でトマトを作ってみせたが、
川から上がってきたカバに
一夜で食べつくされてしまった。
「なぜ教えてくれなかったんだ?」
「聞かなかったからさ」
これはビジネスだけにとどまらない。
“上から目線”を変え、
同じ目線に立って相手のニーズを聞き、
仲間を集め、解決を考える。
これは人間関係全てに当てはまるのではないか。
相手が求めているものを“リスペクト”をもって
教えてもらう、その気持ちが
全ての可能性を開く鍵となる。
<スピーカー>
エルネスト・シロッリ(Ernesto Sirolli)
地域経済コンサルタント
<要点>
1、経済発展のために働いたアフリカでの失敗を通して、
西洋人の振る舞いには2種類あることを学んだ。
「父」のようにか、「ボス」のようにか。
どちらも当然うまくいかない。
2、支援の第一は「リスペクト」
相手の話を聞く、それもパブや相手の台所で。
公共の場に起業家は決してやってこない。
3、これまで成功した会社を1人で興した人はいない。
優れた商品、営業、財務の3つを1人ではできない。
コミュニティをつくることが大事。それを支援することが
起業家を支援することになる。